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悔い..リスケ身削りいく。

 中小企業金融円滑化法が来年3月でいよいよ期限切れになります。
過去2年強、40万社とも言われる中小企業が、金融機関の融資の返済猶予などを受けています。
ところで、当初この法律を施行にあたっては、返済条件の緩和をしている間に債務者の業績を回復させ、通常返済ができる体力を得るシナリオが背景にありました。
しかし、金融機関の貸付金を減額(一部債権放棄)するわけでもないので、借りたお金は全額返さねばならず、実際には業績が大幅に好転しなければ、正常経営には戻せません。
 
 さらに日本経済が鳴かず飛ばずの状況では、過去の負債全額をクリアできる業績回復・経営再建は更に困難のはずです。
むしろ、この返済条件の緩和によって、状況が悪化した会社も多いと思われます。
というのも、この過去2〜3年で不動産価格は全国平均で約1割低下していて、株価も同じくらい下降しています。
つまり、金融機関にとっての担保でもある、会社の資産がリスケ期間の間に目減りしたのです。
 この法律が施行された当時、返済猶予など受けずに、会社の清算などしてしまえば、現在よりむしろ経済的には良かった場合も少なくないはずです。
あの時リスケしてもらわなければ...でも「後悔先に立たず。」です。

 ここで回文
「悔い...リスケ身削りいく。」
 クイリスケミケスリイク

    2015/02/20   時事回文   

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