聞け、悲惨連鎖悲劇
レバノンでイスラム教シーア派組織ヒスボラ戦闘員が所持するポケベルやトランシーバーが相次いで爆発し、数十人が死亡し、計3000人を超える負傷者が生じる事態が発生しました。この爆発はイスラエルによる遠隔操作で引き起こされたとヒスボラ側が主張していますが、イスラエル側はそれについてコメントを出していません。
通信機器を遠隔で爆発させるなど、技術的に可能なのかは分かりませんが、もし可能なのだとすれば、世界の安全秩序に大きな影響があるように思います。
終わりが見えない中東紛争ですが、怒りが怒りを暴力が暴力を招き続ける事態に暗澹たる思いを抱きます。ここまでこじれると解決は容易ではないでしょう。しかし初期段階で怒りのコントロールが出来ていたならばここまでの悲劇は無かったように思います。我々日常生活でも安寧を保つには「アンガーマネージメント」が極めて重要ですが、それは国や民族同士でも同様でしょう。中東に渦巻く怒り恨みが鎮まるよう祈るばかりです。
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