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2026年6月29日「赤坂スーパー億ション高水準競落」

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東京地裁開札トピックス(26.6.29日号)

赤坂スーパー億ション高水準競落

 ここ最近都心部のマンションの売り出し価格と成約価格との差額が広がっているとの報道が目につく。急激な値上がりを見せた都心部マンションの強気販売値付けが受け入れられなくなっている。そんな中、東京メトロ千代田線「赤坂」駅徒歩5分に立地する「赤坂タワーレジデンストップオブザヒル」の専有面積33坪強の2LDKの部屋が売却基準価額2億7040万円に対し入札16本を集め、最高価6億1085万円強で再販業者に落札された。売却基準価額の約2.25倍の高上乗せ競落であった。

 このマンションは築約18年で、対象住戸は45階建の33階部分南向きであった。住戸条件が良かったこともあってか競落坪単価は1850万円超で、都心部マンション値下がりを感じさせない水準である。都心部スーパー億ションでもその希少性によってまだまだ高値取引が可能との判断での落札だと思う。

 ちなみにこのマンションは12年前に中国の電気自動車ベンチャー企業(奇点汽車)創業者が所有していた部屋である。この企業には伊藤忠商事が100億円を優に超える出資をし、トヨタも事業提携をしていた。しかし、実際にこの企業の自動車は量産されることなく破綻した。今回の競売は出資者伊藤忠商事が裁判を経由して申立てられたものであった。一時は評価額4400億円のユニコーン企業であったものが短い期間でその命が絶たれてしまったのである。

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