２年前くらいから、騒がれていたギリシャの債務問題ですが、その後ドイツ・フランスを中心としたユーロ支援で、何とか収まりそうな雰囲気もありましたが、ここへきてちょっと怪しくなってきました。

　ギリシャ国内の政治において、ユーロ圏やＩＭＦから、支援の前提とした、緊縮財政政策を嫌う勢力が力を伸ばしました。そのため、場合によれば、ギリシャへの支援打ち切り、国債デフォルト、そして結果として、ユーロ離脱というシナリオもあるような感じになっています。何とか来月の再選挙で、緊縮政策推進派が勢いを取り戻し、ソフトランディングしてくれれば良いのですが。

　もし、ギリシャが破綻すれば、その影響は他のユーロ圏の財政赤字の南欧国にも及ぶでしょう。信用不安が次々に飛び火し、またリーマンショックのような世界的金融危機が招来されるやもしれません。
　何とかギリシャに踏みとどまってもらいたいところです。

　ここで回文
　「駄目だ！ギリシャ！自力駄目だ！」
　　タメタキリシヤシリキタメタ
　ギリシャ国民にはきついことかもしれませんが、ここは、何とか緊縮に耐え、外からの　支援で、再建していってもらいたいところであります。