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2021年3月8日「築30年超ワンルーム高水準競落」

東京地裁開札トピックス(21.3.8日号)

30年超ワンルーム高水準競落

中古マンション相場が上昇している状況にあるが投資収益目的であるワンルームマンション相場まで波及しているのだろうか。2月17日開札では東武東上線「成増」駅徒歩11分に位置するワンルームマンションの競落水準に目を引かれた。そのマンションは平成2年11月竣工で築30年以上経過している。専有面積は6坪弱であり、月額賃料5万円で賃貸中である。エレベーターが設置されていないこともあり、管理費・修繕積立金は月額10600円と比較的低額であり、年間固定資産税等も3万円弱であるところから年間44万円の実収入である。この物件の売却基準価額は442万円であったが、これに対し13本の入札があり、最高価632万円弱で個人が落札していった。このマンションには滞納管理費等が約35万円あり、登録免許税、不動産取得税を考慮し、競落者は680万円ほどで取得したことになる。従って競落者は年約6.5%の利回り水準を得ることになる。ところでこの同じマンションの別の部屋でほぼ同じ専有面積の部屋が550万円にて約5年前に成約している。これを考えると価格上昇を感じる。しかし賃料については駅からの距離や築年、そしてエレベーターが無い上、対象住戸が3階であることを考えると現在の賃料を維持できるかは微妙に思える。となれば利回り水準が低下することも考えられ、競落水準の高さを改めて感じる。コロナ禍対策での補助金、金融緩和による金余りを反映しての競落結果と言えないだろうか。

 

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