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2025年4月21日「三軒茶屋で坪単価700万円超落札」

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東京地裁開札トピックス(25.4.21日号)

三軒茶屋で坪単価700万円超落札

 最近都心部のマンションの価格が建物の築年数や階層そして分譲事業者などにより、同じ最寄り駅でも価格格差が広がっているのを感じる。4月9日開札では、東急田園都市線「三軒茶屋」駅徒歩約9分に立地するタワーマンションが高額落札されたのに目を引かれた。このマンションは「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」の21階部分の専有面積約18坪の2LDKの部屋である。このマンションは30階建てのタワーマンションで、築13年と比較的新しい。最近の取引事例を見ると専有面積坪単価600万円程度もある物件である。それが売却基準価額8080万円と専有面積坪単価約450万円で入札となった。これに対し入った札は26本で最高価1億2700万円にて競落されていった。この競落価格は専有面積坪単価約705万円であり、成約事例から一般の成約価格以上と言ってもおかしくない。競売によるディスカウントを感じない水準で競落されるのも、このマンションが大手(三菱地所レジデンス)分譲の比較的築浅タワーマンションの上階であるというプレミアムがあるからだろう。実際に同じ最寄り駅(三軒茶屋)徒歩圏でも専有面積坪単価300万円以下での成約物件がある。マンションのグレード格差がこの地域は特に大きくなっているとも考えられる。またこういった高グレードなマンションの売り物の数がそもそも少なく、買取業者も強気の仕入れをせざるを得ないという事情もありそうだ。

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2025年4月21日「三軒茶屋で坪単価700万円超落札」 競売・公売不動産/底地投資コンサルティング

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