建設業者の倒産が急増しています。人手不足にも起因した工期の長期化に加え資材高が経営を圧迫しているようです。特に中小下請けの建設業者の経営は苦しいようです。コロナ禍では政府の金融支援のお蔭で何とか息をついてきたものの、ここへきての返済開始が資金繰りを急速に悪化させているのでしょう。また工事を取ってきても利益が出ないどころか、赤字になってしまういわゆる「請け負け」も多いと聞きます。ある程度纏まった工事を請けた場合には、工期も長くなり、資材高などの影響を受けやすく「請け負け」が発生しやすくなるとのこと。

　建築工事発注にあたっては、請け先の経営状態を十分チェックする必要がありそうです。工事途中での倒産は施主にとって大きな打撃になりますので。

「朽ちん経営、建築」クチンケイエイケンチク